こころめし | 心飯

昭和ノスタルジックの香りがする
喫茶店をみつけて
通りすがりで入ってみた

ぎぎぃっと軋む木の扉を開けると
優しそうなおじさまマスターが
迎えてくれた

うす暗い店内には
でーんっと電話ボックスがあって
10円公衆電話がみょうに馴染む空気だ

裏切らないメニューが
うれしかった

ナポリタン
カレー
ピザトースト、、、

ハイカラ!

おひとりさまの
お客さんが多いなか
同級会とおぼしき
おばあちゃま達のグループがいた

カラカラと転がるように
笑い声が華やかで
ご年輩の女性は
ほんとに明るい方が多い

そういうの
すてきだなぁって思う

ある時をすぎると
少女に回帰してゆくみたいだ

しばし待っていると
注文のグラタンが到着

音楽とおんなじで
メロディーや味の向こうに
懐かしさがいた

ノスタルジックは
心のご飯みたいだ

すこししか居られなかったけれど
心がぷくりと膨らんだ瞬間

ごちそうさまでした

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